差分
このページの2つのバージョン間の差分を表示します。
両方とも前のリビジョン 前のリビジョン 次のリビジョン | 前のリビジョン | ||
copyright:02 [2024/09/10] – nonbe | copyright:02 [2024/10/01] (現在) – [事実の伝達に過ぎない雑報及び時事の報道は、著作権保護の対象外] nonbe | ||
---|---|---|---|
行 3: | 行 3: | ||
===== 著作権法の原理・原則 ―――― 著作物の利用要件 ===== | ===== 著作権法の原理・原則 ―――― 著作物の利用要件 ===== | ||
- | {{svg: | + | ==== 知的財産権と著作権についての概要 |
<color # | <color # | ||
行 49: | 行 49: | ||
---- | ---- | ||
- | {{svg: | + | ==== 著作権と著作財産権 |
<color #19448e> 著作権を調べていくと「著作財産権」という言葉が出てくる</ | <color #19448e> 著作権を調べていくと「著作財産権」という言葉が出てくる</ | ||
行 83: | 行 83: | ||
------ | ------ | ||
- | {{svg: | + | ==== 著作権と著作物、著作人 |
<color #19448e> 著作権法第二条に、著作物や著作者、そして、実演、レコード・・・プログラム、データベースなどの用語の定義が書かれている</ | <color #19448e> 著作権法第二条に、著作物や著作者、そして、実演、レコード・・・プログラム、データベースなどの用語の定義が書かれている</ | ||
行 139: | 行 139: | ||
<color #19448e> **三 解法 プログラムにおける電子計算機に対する指令の組み合わせの方法を言う**</ | <color #19448e> **三 解法 プログラムにおける電子計算機に対する指令の組み合わせの方法を言う**</ | ||
- | {{svg:map-pin_blue.svg? | + | ------ |
+ | |||
+ | ==== 二次著作物と編集著作物 | ||
{{wasyoku: | {{wasyoku: | ||
行 161: | 行 163: | ||
<color #19448e> **2 前項の規定は、同項のデータベースの部分を構成する著作物の著作者の権利に影響を及ぼさない**</ | <color #19448e> **2 前項の規定は、同項のデータベースの部分を構成する著作物の著作者の権利に影響を及ぼさない**</ | ||
- | {{svg:map-pin_blue.svg? | + | ------ |
+ | |||
+ | ==== 著作権法の保護を受ける著作物の要件 | ||
<color #19448e> 著作権法の保護を受ける著作物の原則的条件</ | <color #19448e> 著作権法の保護を受ける著作物の原則的条件</ | ||
行 180: | 行 184: | ||
<color #19448e> **三 前二号に揚げるもののほか、条約によりわが国が保護の義務を負う著作物**</ | <color #19448e> **三 前二号に揚げるもののほか、条約によりわが国が保護の義務を負う著作物**</ | ||
- | {{svg:map-pin_blue.svg? 16& | + | ------ |
+ | |||
+ | ==== 著作物保護の対象とならない、権利の目的とならない著作物 ==== | ||
+ | |||
+ | 人や団体組織が著したものであっても、「思想又は感情」が表現されたものという著作物の定義を満たさないものは、著作権保護の対象ではないので、だれでも自由に利用できるコンテンツとなる | ||
+ | |||
+ | 憲法や法令条文、国や地方公共団体の告示や通達、裁判所の判決等は、著作権がない。 | ||
+ | |||
+ | 原則としてだれでも自由に利用できる | ||
+ | |||
+ | {{wasyoku:check-akane.svg? 16& | ||
+ | |||
+ | <color # | ||
+ | |||
+ | <color # | ||
+ | |||
+ | <color # | ||
+ | |||
+ | <color # | ||
+ | |||
+ | <color # | ||
+ | |||
+ | 著作権法が定義する著作物の要件は「思想又は感情」が表現されたもの | ||
+ | |||
+ | 人が書いたものが何でも著作権になるわけではない | ||
+ | |||
+ | TOPCOURT Law firm のサイトには、著作物とはなれない場合が具体的に示されている | ||
+ | |||
+ | {{svg: | ||
+ | |||
+ | 1)日常の慣用語、社交辞令など | ||
+ | |||
+ | 2)歴史上の事実やデータ | ||
+ | |||
+ | 3)事実の伝達に過ぎない時事報道など | ||
+ | |||
+ | 4)プログラム言語やアルゴリズム | ||
+ | |||
+ | 5)法律、通達、裁判所の判決など | ||
+ | |||
+ | 6)著作者が死後70年を経過した著作物 | ||
+ | |||
+ | 7)公表後(公表されなかった場合は創作後)70年を経過した映画の著作物 | ||
+ | |||
+ | 8)発想、考え、着想、見解、思い付き、概念、想像: | ||
+ | |||
+ | 9)実用品のデザインなど: | ||
------ | ------ | ||
+ | ==== 事実の伝達に過ぎない雑報及び時事の報道は、著作権保護の対象外 ==== | ||
<color #19448e> </ | <color #19448e> </ | ||
行 192: | 行 243: | ||
{{svg: | {{svg: | ||
- | {{wasyoku: | + | {{wasyoku: |
{{wasyoku: | {{wasyoku: | ||
{{svg: | {{svg: | ||
- | |||
- | |||
---- | ---- | ||
<color # | <color # |