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+ | DLB の自律神経症状を対象としたランダム化比較試験は存在しないが、起立性低血圧、便秘、発汗異常、排尿障害など PD の自律神経症状と共通点が多いため、PD に対する治療に準じて行う。29例の DLB 患者を対象とした調査では、尿失禁(97%)と便秘(83%)の頻度が高く、低血圧は 66% であり、28% で失神の既往があることが報告されている。 | ||
+ | 起立性低血圧は起立後 3分以内に収縮期血圧が 20mmHg 以上、または拡張期血圧が 10mmHg 以上低下するものと定義される。特に食後低血圧の頻度も高く、高齢者では脱水が誘因となり易く注意が必要である。レボドバなどのドパミン作動薬や前立腺肥大症などの治療薬である αブロッカーなど、薬物による起立性低血圧も除外する必要がある。起立性低血圧の治療については塩分摂取、臥床中の頭部挙上、弾性ストッキングの装着などの非薬物療法のほか、ドロキシドパ、ミドドリン、フルドロコルチゾンなどの薬物療法が有効である。これらの薬物療法の際は臥位高血圧にも注意する(表1) | ||
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+ | 便秘に対しては十分あ食物繊維と水分の摂取を行い、酸化マグネシウム、ルビプロストン、センナ、センノシド、大建中湯などの緩下剤を使用する。また商家か間蠕動運動の改善目的にてもサプリドやドンペリドンを投与する。PD では消化器症状で内服治療が困難な場合、ロチゴチン貼付薬が消化器症状全般を改善した報告がある。DLB では PD と同様、麻痺性イレウスに注意する | ||
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+ | DLB の排尿障害については、抗コリン薬の使用は認知機能の悪化があるためできる限り控える。オキシブチニンは中枢へ移行しやすく、中枢での抗コリン作用のため認知障害が憎悪するリスクがあり、用いるべきではない。選択的セロトニン再取り込み阻害薬 seledtive seerotonin reuqtake inhibitors(SSRI)であるパロキセチンやセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬 serotonin-norepinephrine reuptake inhibitor(SNRI)である見るナシプランも時に有用である。ドネペジルが認知症患者の注意力改善と共に、中枢ムスカリン M2 受容体を介して排尿反射抑制効果をもたらす可能性も指摘されている。前立腺肥大による排尿困難があれば、アドレナリン遮断薬であるウラピジルやタムスロシン、ナフトピジルを考慮しても良い | ||
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