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+ | てんかん発作は認知症者の認知機能予後を悪化させ、転倒や外傷、死亡リスクを増加させるため、適切な治療が求められる。しかしながら、発作症状は非けいれん性が多く、軽微かつ多彩であり、本人のみならず介護者が発作に気づかない場合も多く、診断困難なことがある。したがって、てんかんの確定診断がつき、発作再発リスクが高い場合は、抗てんかん薬を単剤で少量から漸増投与することが求められる。旧来の抗てんかん薬のなかでもカルバマゼピンは薬物相互作用が多く、心伝導障害、低ナトリウム血症や鎮静作用をきたすので高齢者への使用は注意を要する。プリミドン、ベンゾジアピン、フェノバルビタールは認知機能を悪化させるので推奨されない。バルプロ酸は認知機能への影響が少なく、高齢者のけいれん発作には有効であり、認知症の周辺症状である易怒性、攻撃性や気分障害にも有効である。 | ||
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+ | 新規抗てんかん薬(ラモトリギン、レベチラセタム、ガバペンチン、トピラマート)は高齢者のけいれんに有効であり、有害事象が少ない。これらのうち、ラモトリギン、レベチラセタムは健忘型軽度認知障害もしくは早期 Alzheimer 病者のてんかんコントロールに有効でわが国でもこれらの抗てんかん薬の単剤使用が適応となった。Rowan らは、ラモトリギンとガバペンチンがカルバマゼピンに比較して副作用も少なく、認知症高齢者の抗てんかん薬の第一選択薬としてえ推奨している。一方、レベチラセタムは脳卒中語のてんかん患者にも有効性と安全性が示されており、カルバマゼピンに比較して認知機能への影響が少ない。 | ||
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+ | 一般に、高齢者では血中アルブミン減少、肝・腎機能低下のために抗てんかん薬の血中濃度上昇をきたしやすいため、抗てんかん薬は少量からの単剤治療が推奨される。また多くの薬物を服用している認知症高齢者では薬物相互作用にも注意する。 | ||
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