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dementia:psp [2024/10/07] – [診断] nonbedementia:psp [2024/10/07] (現在) nonbe
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 ==== 治療 ==== ==== 治療 ====
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 +原因療法は開発されていない、対症療法としてレボドバ、アミトリプチンが有効との報告があるが不十分である。認知障害、行動障害についても対症療法、認知行動療法などがなされているが、何れもエビデンスに乏しい。心理面接、リハビリテーションも同様にエビデンスに乏しい、転倒に対する応急処置としてヘッドギアなどが使用される。
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 ==== 今後の課題 ==== ==== 今後の課題 ====
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 +タウのハプロタイプは、前述したようにコーカシアンと日本人とでは異なり、病像、経過、神経病理所見などに差異があるかを検討する必要がある
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 ==== 解説 ==== ==== 解説 ====
  
-note+**PSP の病型と病理学的事項の補足** 
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 +PSP の病型は現在拡散傾向にあるが、病理学的基盤を考慮すると 図1 に示されるようにタウ病変の分布に基づくことが示唆される。病像の進展によるタウ病変分布が変化するとは、臨床経過から単純に考える事は不可能であり、タウ病変の拡散がとどまる様式を検討していくことも PSP 研究の課題と思われる。また、頻度は少ないが様々な遺伝子変異による遺伝性 PSP も知られており 表2 に列挙する 
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 +{{ :dementia:20241007060344.png?800 |}} 
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 +{{ :dementia:20241007060355.png?800 |}} 
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 +{{ :dementia:20241007060409.png?800 |}}
  
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