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14-6 血管性認知症の全身合併症状・随伴症状
dementia:14-6
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===== 14-6 血管性認知症の全身合併症状・随伴症状 ===== <color #fef4f4>{{fa>fas fa-question?24}} 血管性認知症 vascular dementia(VaD)の全身合併症状・随伴症状にはどのようなものがあるか</color> <color #e7e7eb>{{fa>far fa-clipboard?24}}</color> <color #e7e7eb>① VaD では、歩行障害、転倒、排尿障害、偽性球麻痺、うつなどの気分障害を認めることが多い。また脳卒中に加えて全身の血管障害として虚血性心疾患や末梢動脈疾患を合併することがある</color> <color #e7e7eb>② cerebral autosomal dominant areteriopathy with subcortical infarcts and leukoencephalopathy (CADASIL)では、前兆を伴う片頭痛、気分障害(うつ)、眼底の動脈硬化性変化を伴う</color> <color #e7e7eb>③ cerebrl autosomal recesiive arteriopathy with subcortical infarcts and leukoencepahlopathy(CARASIL)では、認知症に加えて変形性脊椎症に伴う腰痛や禿頭を伴う</color> ---- VaD の診断基準として現在最も広く使われているのは、National Institute of Neurological Disorders and Stroke and Association Internationale pour la Receherche et l'Ensiegenement en Neurosicences(NINDS-AIREN)の診断基準であり、VaD の全身性合併症・随伴症状として、病早期からの歩行障害、不安定歩行と頻回の転倒、病早期からの排尿障害、偽球性麻痺、人格障害、意欲低下、うつ、情動失禁などが、特異的な症候と記載されている。一方、早期から記憶・認知障害、失語、失行、失認を呈するがそれに対応する画像所見がないこと、局所神経徴候がないこと、画像診断で脳血管障害が認められないことは、「VaD らしくない症状」に含まれている。VaD では、Alzheimer 型認知症と比較して、神経脱落症状などの身体的機能障害を伴うことが多い Alzheimer 型認知症との比較から、VaD はうつを合併する割合が有意に高く、うつが悪化する可能性も高いと考えられている。脳卒中罹患後にうつを呈する状態は、脳卒中後うつ状態 post-stroke depression として注目されている 遺伝性 VaD である CADSIL では、前兆を伴う片頭痛、気分障害(うつ)、眼底の動脈硬化性変化を伴うことが知られている また、遺伝性 VaD である CARASIL では、認知症に加えて変形性脊椎症に伴う腰痛や禿頭を伴うことが知られている ---- <color #1e50a2>{{fa>fas fa-sign-out?24}}</color> [[https://www.neurology-jp.org/guidelinem/nintisyo_2017.html|認知症疾患診療ガイドライン]] <color #a22041>{{fa>mail-reply?16}} [[dementia:vad|血管性認知症]]</color>
dementia/14-6.txt
· 最終更新:
2025/06/16
by
nonbe
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