文書の表示以前のリビジョンバックリンク文書の先頭へ この文書は読取専用です。文書のソースを閲覧することは可能ですが、変更はできません。もし変更したい場合は管理者に連絡してください。 <color #223a70>{{fa>fas fa-id-card?36}}</color> ===== 2-8 認知症の画像検査 ===== <color #a22041>{{fa>fas fa-question?24}} 認知症の画像検査はどのように進めるか</color> <color #223a70>{{fa>far fa-clipboard?24}}</color> 推奨 形態画像検査(CT/MRI)を行い、<color #640125>治療可能な認知症を除外</color>する <color #640125>MRI 検査</color>により得られる脳局所の萎縮パターンと信号変化の有無と分布は、認知症の鑑別診断に有用である <color #640125>脳血流 SPECT、ドパミントランスポーターシンチグラフィ、MIBG 心筋シンチグラフィなどの機能画像</color>は認知症の鑑別診断に有用である <color #c53d43>{{fa>fas fa-check?16}} **1B**</color> ---- <color #762f07>治療可能な脳外科的な認知症</color>、例えば慢性硬膜下血腫、脳腫瘍、正常圧水頭症などを除外するために形態的画像検査(CT/MRI)を実施する事が望ましい MRI は CT と比較して優れた空間解像度を有しており、<color #762f07>血管性病変の描出</color>に優れている。また、MRI は<color #762f07>脳委縮のパターン判別</color>に優れており鑑別診断に有用である(図1) MRI による信号変化の評価は、脳血管障害、白質脳症、脳炎、脱髄性疾患などの鑑別診断に有用である(図2) <color #640125>{{fa>fas fa-map-marker?24}}</color> 基本的な MRI シークエンスは T1 強調画像、T2 強調画像、FLAIR 画像である 脳腫瘍、炎症性病変、感染性病変が疑われる場合には造影剤検査を行い、造影効果の有無を調べる 拡散強調画像は、急性期脳血管病変および Creutsfeldr-Jakob 病における大脳皮質、もしくは線条体・視床の高信号病変の検出に優れている T2* 強調画像及び susceptibility-weighted imaging(SWI)はアミロイド血管症などで見られる微小出血の検出に優れている <color #223a70>{{fa>fas fa-map-marker?24}}</color> <color #ba2636>大脳萎縮の評価</color>には voxel-based morphometry(<color #ba2636>VBM</color>)解析が有用であり、わが国では Voxel-based spacific regional analysis system for Alzhimer's disease(<color #ba2636>VSRAD</color>)解析が広く行われている VSRAD 解析により得られる Z スコアは、内側側頭部の萎縮の程度を表す指標であり、Alzheimer 型認知症の診断や除外診断、重症度診断を Z スコアの値のみでは診断できない点は留意すべきと思われる <color #640125>{{fa>fas fa-map-marker?24}}</color> <color #ba2636>脳血流 SPECT</color> は血流低下部位による認知症の鑑別診断に有用である 脳血流 SPECT では <sup>123</sup>I-IMP、<sup>99m</sup>Tc-ECD などの核種が用いられる 脳血流 SPECT の所見は視覚読影による判断に加え、統計学的な手法を用いた解析(3D-SSP、<sub>e</sub>ZIS など)が用いられる Alzheimer 型認知症では後部帯状回、楔前部、頭頂葉連合野の血流低下が特徴である <color #ba2636>FDG-PET</color> は糖代謝の低下を検出し、脳血流 SPECT よりも感度が高いが、保険適用はない Lewy 小体型認知症では、心臓交感神経の障害に伴う MIBG シンチグラフィにおける MIBG の取り込みが低下する <sup>123</sup><color ##ba2636>I-FP-CIT</color> を用いたドパミントランスポーターシンチグラフィは、線条体におけるドパミントランスポーターの密度を反映すると考えられており、Lewy 小体型認知症と Alzheimer 型認知症の鑑別を目的とした検査として保険適用が認められ、臨床応用が進んでいる <color #223a70>{{fa>fas fa-map-marker?24}}</color> 分子イメージングとしてはアミロイドβ(Aβ)とタウを可視化する技術が確立さrている Aβ を標的とするリガンドとして <sup>11</sup>C-PIB、<sup>18</sup>F-Florbetapir、<sup>18</sup>F-Flutemetamol、<sup>18</sup>F-Florbetaben などが開発されている アミロイド PET 検査の臨書的意義づけについては CQ6-6 を参照 タウを可視化するリガンドとしては<sup>11</sup>C-PBB3、<sup>18</sup>F-T807、<sup>18</sup>F-THK5351 などが開発されている これらの技術は主に研究目的で使用されており、現在、保険適用はない {{:dementia:20221009050734.png|}} {{:dementia:20221009050800.png|}} ---- <color #1e50a2>{{fa>fas fa-sign-out?24}}</color> [[https://www.neurology-jp.org/guidelinem/nintisyo_2017.html|認知症疾患診療ガイドライン]] <color #a22041>{{fa>mail-reply?16}} [[diagnosis|症候、評価尺度、診断、検査]]</color>