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===== 可塑性 =====
{{fa>fas fa-globe}} plasticity
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一般に成体が外からの何らかの信号に対応し、正常状態を保持するのに示される変化的な性質。
脳・神経科学においては、中枢、及び末梢神経を構成する神経回路において、なんらかの原因により[[synapse|シナプス]]部での伝達効率に変化が起こる性質。
伝達効率が上昇する現象を増強(シナプス増強:synaptic potentiation)、逆に減衰する現象を抑圧(シナプス抑圧:synaptic depression)という。また、その持続時間の違いから短期的[[kasosei|可塑性]]と長期的可塑性に分けることがある。
両者を分ける明確な時間は定量的には決まっていないが、一般的には秒から数分の範囲で持続するものは短期的可塑性(short-term plasticity)、数十分から時間、日の範囲では長期的可可塑性(long-term plasticity)とされる。
そのメカニズムとして、シナプス全部、または後部での機能的、あるいは構造的な変化が知られている。
個体が環境や経験に依存して、行動や刺激に対する反応を変化競るための基礎的な家庭として、神経系の示す重要な性質のひとつである。学習、記憶もこの性質の延長上に位置づけられている。
( {{fa>fas fa-play}} 表現型可塑性)
{{fa>fas fa-bookmark}} 岩波 生物学事典 第五版 ©Yoh Iwasa・Shigeru Kuratani・Naruya Saitou・Hirokazu Tsukaya / Iwanami Shoten, Publishers
{{fa>mail-reply?16}} [[hebbslaw|ヘッブの法則]]