{{fa>fas fa-clipboard?36}} ===== DSM-5 ｜ 精神疾患の診断・統計マニュアル 第五版 （日本語版） ===== {{fa>fa-solid fa-pencil?24}} 2014年5月28日に、日本精神神経学会が発表した精神疾患の病名や用語に関する指針。 13年5月に、アメリカ精神医学会（APA）が改訂した精神疾患の診断基準「精神疾患の診断・統計マニュアル（DSM：Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders）第五飯」で示された病名を日本語訳したもの。 日本精神神経学会用語検討委員会が精神科関連の15学会・委員会の代表者と組織した連絡会で検討。 病名・用語を決める基本方針として - 患者中心の医療が行われる中で、より解りやすく、患者の理解と納得が得られやすいもの - 差別意識や不快感を生まないこと - 国民の病気への認知度を高めやすいもの - 直訳が相応しく無い場合は医薬を考え、アルファベット名はなるべく使わない などが考慮された。 児童青年期の疾患と不安に関する疾患では、「障害」が「症」に改められた * 注意欠陥・多動障害（ADHD）▶ 注意欠陥・多動症 * 学習障害（LD）▶ 限局性学習症 * パニック障害 ▶ パニック症 * 大うつ病性障害 ▶ うつ病 その他 * 性同一性障害 ▶ 性別違和 * アルコール依存 ▶ アルコール使用障害 * 神経性無食欲症（拒食症）▶ 神経性やせ症 に変更された。 単独の疾患名だった「アスペルガー症候群」「自閉症」は区分が無くなり「自閉スペクトラム症」に統合された 同学会では、今後も病名・用語に検討を加えて行くとしている。 ---- 情報・知識 imidas [イミダス編][2014.06] ©Shueisya {{fa>mail-reply?16}} [[dementia:dsm5|認知症とは]]