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6-5 Alzheimer 型認知症の診断とバイオマーカー
Alzheimer 型認知症の診断に有用なバイオマーカーは何か
脳髄液(CSF)Aβ の低下、総タウあるいはリン酸化タウの上昇は、Alzheimer 型認知症の診断と発症予測のバイオマーカーとして多くの前向き大規模研究によってエビデンスが明らかにされている。常染色体優性 Alzheimer 病の観察研究 Dominantly Inherited Alzheimer Network(DIAN)では、Aβ42 は予測発症年齢の25年前から減少し、総タウは15年前~上昇することが示された。NIAA-AA 基準では Alzheimer 型認知症や経度認知障害の研究時の使用が推奨されたが、IWG-2 Alzheimer 型認知症先端研究診断基準では必須となっている
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