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認知症の評価
認知症の行動・心理症状 behavioral and psyochological symptoms of demantia(BPSD)、日常生活動作 activities of daily living(ADL)、全般的重症度を評価する際に有用な評価尺度と実施上の注意点は何か
推奨:
BPSD の評価尺度として Neuropsychiatric Inventory(NPI)が、ADL の評価尺度として Physical Self-Maintenance Scale(PSMS)が、全般的重症度の評価として Clinical Dementia Rating(CDR)が広く使われており、日本語版も利用可能である。
BPSD、ADL、全般的重症度は、いろいろな状況での認知症者の行動を他者が観察することにより評価される。このような行動観察法は観察舎の技量や状態に影響されることがああるため、介護者を含めた環境を考慮して適切な評価法を選択して用いる(表1)
BPSD の評価
認知症者でよく認められる行動異常や精神症状は、認知症者の行動を良く知る介護者への半構造化面接に基づいて評価される。
NPI は、10項目の精神症状(妄想、幻覚、興奮、うつ、不安、多幸、無関心、脱抑制、易怒性、異常行動)の有無、頻度、重症度を評価するもので、最近では夜間行動、食行動の 2項目を追加した 12項目版が良く使われている。国際的に良く使われており、わが国でも市販されている。
NPI には、質問紙によるアンケート版(NPI-Q)、介護施設用(NPI-NH)もある。
Bhevioral Pthology in Alzheimer's Disease(Behave-AD)では、25項目について重症度を 4段階で評価し、総得点を求める
Cohen-Mansfield Agitation Inventory(CMAI)は、29項目の agitated behavior の出現頻度を 7段階で評価するもので、Behave-AD の攻撃性と行動障害に相当する
常同行動の指標としてわが国で作られた Stereotypy Rating Inventory(SRI)は、特に前頭側頭様変性症 frontotempolral lobar degeneration(FTLD)で用いられる