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認知症の診断の際に留意すべき身体的・神経学的所見は何か

認知症を診断するプロセスにおいて身体的診察および神経学的診察を行う

身体的診察により見いだされた所見が、内科疾患に伴う治療可能な認知症の診断につながることがある

神経学的診察で得られた所見は、変性性認知症の病型診断の鑑別に有用である


認知症を診断するう最初のステップにおいて、身体的診察および神経学的診察を実施する

身体的診察としておこなうもの

① 頭髪、皮膚

② 眼瞼結膜、瞳孔

③ 口腔粘膜、咽頭、舌

④ 頸部:リンパ節、甲状腺、血管雑音の聴取

⑤ 脈拍と血圧

⑥ 胸部

⑦ 腹部

⑧ 四肢:皮膚、関節浮腫の有無について確認

頸部血管雑音、脈拍不整は脳血管病変の存在を示唆する

聴覚障害に伴う耳鼻科的心庵の有無に留意する

脱毛、甲状腺主張、下肢の被圧痕性(non-pitting)浮腫は甲状腺機能低下症で認められる

結節性紅斑、口腔内アフタ、陰嚢潰瘍は神経 Behçet 病で見られる身体所見である


認知症疾患診療ガイドライン

症候、評価尺度、診断、検査