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研究掘削船・グローマーチャレンジャー号による国際深海掘削計画の実施
528 地点での海底堆積物柱状資料の掘削採取
南海トラフに存在している堆積層の物質構成を確認する作業を実施したところで発見した事実
掘削地点 水深 4800m の深海底堆積層に川や湖などの淡水に棲むケイ藻が含まれていた
コアの中に数ミリメートルから 1/10 ミリメートル程度の大きさのたくさんの火山岩片が含まれており、風化が少なく噴出が新しく見られる砂粒状の堆積物
観測地点から一番近い陸地は四国で、一番最近の地質時代、第四紀(最近 170 万年間)に活動した火山は無い。
南海トラフに面した陸地で火山活動が活発な場所は、九州と伊豆・箱根地方になる